剧情介绍
91黄色污正室虛弱のため未だに世嗣をえない佐賀藩主鍋島丹後守は、家老磯早豊前のすすめで園遊會を開き、側室の候補を物色しようとする。豊前はその美貌の妹豊を側室にすえ、ゆくゆくは世嗣の伯父として藩政を壟斷しようもくろみだったから、丹後守の眼に止ったのが客分の家老上席龍造寺又一郎の妹冬となると、心おだやかではない。龍造寺家はもと鍋島の主筋に當る名家、當然お妾に娘を出すことを肯んじなかった。豊前の中傷もあって大不興の丹後守は、盲人の又一郎を碁の対局中斬ってすてる。後悔する丹後守をはげまして豊前は屍を古井戸にすて、龍造寺家へは昨夜おそく退出した旨言いつくろう。側室には結局豊が居坐った。一方龍造寺家では當主の失蹤を不審におもっていた矢先、母のお政の方の寢所に又一郎の霊が立ち、真相をつげる。鍋島への恨みに半狂亂となったお政の方は、一家の愛貓こまに復讐をいい含めて自決する。豊前の再度の中傷で龍造寺家は斷絶し、豊前じしんが家老上席につく。豊はやがて懐妊するが、その頃から城中に相ついで怪異が起る。古井戸の底から棋譜を読む聲がきこえてきたり、妖しい貓の聲が丹後守の寢所のまわりに排徊したりする。するうちに豊前の母杉江に貓が憑き、それを見とがめた妻浪を食いころす。さらに貓は豊にのり移り、その魔気をうけて丹後守は明日をもしれぬ重病の床につく。冬の戀人、丹後守の近習小森半左衛門は妹露とはかって豊の正體を見ぬき、これを斬ることを主張するが、豊前は當然とり上げない。その豊前がこんどは豊に噛み殺され、ついで豊は丹後守の枕頭に迫った。半左衛門は名僧類典阿闍梨よりうけた護符を體して、これを防ぎ、ついに斬る。--丹後守平癒ののち、半左衛門に冬を配し、前々どうり家老上席として龍造寺家の家名復興がかなった。電影評論:誤見,錯殺,靈火,牽線雜技,均已具備。怪貓模樣。
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